毎年、秋から冬、春まで流行するインフルエンザですが、今後流行するのであろうウイルス株をターゲットにして最適なワクチン製造がされています。そのワクチン製造株が決まるのは、4月です。問題は、4月の時点で流行確率が高いと予測したウイルス株が、ワクチンが出回る半年以上も経つと実際に流行しているウイルス株とは違ってしまったという事もあります。これでは、ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹り、辛い思いをしたということになります。
ワクチンを早く打つと、その効果は5か月なので、接種時期を先延ばしするという方もおられます。あながち、間違いではないでしょうが、ワクチンにも旬はあります。今シーズン用のワクチンを遅く接種すればするほど、ウイルスは刻々と変化していくので、効果外れのワクチンを打つことになるとも考えられます。このような点も考慮して、ワクチン接種を考えてみられても良いでしょう。
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